取り付け時のポイント・感想
[車種名]ランサーエボリューションIX
鉛蓄電池は電気化学によって動作するため、 適正温度帯が非常に狭く、 熱すぎる環境にも寒すぎる環境にも弱い性質があります。 特に低温に弱い印象があり、 私自身、 バッテリーを交換するのはいつも気温が低い時期ばかりです。 そうした極端な温度変化からバッテリーを保護するために使われるのが、 バッテリーインシュレーター、 いわゆるバッテリー保護カバーです。 これはジャケットのようにバッテリー全体を覆うもので、 私のバッテリーはB19サイズですから、 それに合うインシュレーターをインターネットで探したところ、 スバル、 トヨタ、 日産の純正品が手軽に入手できました。 見た目や品質に大きな違いはなさそうでしたが、 価格が一番安かったのがスバルのもので、 私は三菱車に取り付けるにもかかわらず、 最終的にスバルのインシュレーターを選んでいます。
届いたインシュレーターはパンタグラフのように畳まれているだけで、 袋から出して開き、 バッテリーの上からそのまま被せるだけという簡単な構造です。 非メンテナンスフリーのバッテリーは液面の確認が必要になるため、 そのための切り欠きがあり、 ボンネットを開けた時にこの部分が正面に来るようになっています。 ただし、 取り付けてみると、 わずかに大きめの作りで余裕があるうえ、 四角い形が少し崩れていたせいか、 浮いてしまう部分がありました。 そこでインシュレーター自体を逆に曲げて癖を直してみたものの、 内部にあるスポンジが上部だけしか貼られていないため、 バッテリーとインシュレーターの間に下の方で隙間ができてしまいます。 外から少し押されるだけでも形が変わってしまう懸念があったので、 薄いウレタンスポンジを四面分用意し、 それを両面テープで貼り付けることにしました。 貼ったスポンジは厚さ約1.5センチほどで、 特に短辺側がかなりタイトになるものの、 その分フィット感が増したように思います。
今回のバッテリーはパナソニックのCAOSシリーズを使っています。 トヨタ純正のインシュレーターだと、 バッテリー側面に大きく書かれたPanasonicのロゴが半分隠れてしまうそうですが、 スバルのインシュレーターならロゴがすべて見えるという点も、 私がスバル純正品を選んだ理由の一つです。 もちろん、 バッテリー全体を覆った方が保温性能は高まると思いますが、 エンジンルームを開けた時の見栄えも大切だと考えましたので、 結果的には価格面だけでなく、 そうしたデザイン面でも満足のいく買い物となりました。
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