スバル インプレレッサスポーツワゴン ◇フユエルのポンプ 42021-ac040

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スバル純正部品 取り付け 交換
インプレレッサスポーツワゴン
◇フユエルのポンプ
品番 42021-ac040
取り付け時のポイント・感想
[車種名]インプレッサスポーツワゴン

車の燃料ポンプの交換作業について、
まずは安全を最優先に考えて進める必要があります。
そのためには、
以下の手順を丁寧に実行します。


1.圧力の抜き方:まず最初に、
燃料ホース内の圧力を抜くために、
リアシートの下にあるカプラを抜き取り、
エンジンをクランキングします。
これは、
圧力による事故を防ぐための重要なステップです。


2.安全対策:窓を開けて十分な換気を確保した後、
バッテリーのマイナス端子を外します。
これにより、
作業中の意図しない電気的事故を防ぎます。


3.アクセス方法:燃料ポンプへのアクセスは、
リアシートの後ろの内張下のカバーを通じて行います。


4.ユニットの露出:カバーを外すと、
燃料ポンプのユニットが見えるようになります。


5.燃料ホースの取り外し:燃料ホースを取り外す前に、
その張り付きを慎重にはがします。
ホース端面側から押すことで、
ホースを傷つけずに取り外すことができます。


6.ナットの取り扱い:張り付きが取れたら、
ナットをゆるめます。
このとき、
ボディとタンクの間にナットを落とさないように注意が必要です。


7.万が一の準備:予期せぬ事態に備えて、
マグネットのピックアップツールを用意しておくと安心です。


8.部品の比較:新しいポンプと古いポンプを並べて、
丁寧に観察し、
確認します。
これにより、
正しい部品が使われているかどうかを確認できます。


9.ポンプの交換:真ん中の支柱の接続を外してから、
ポンプを交換します。


10.ゴムパッキンの交換:新しいポンプを取り付ける際は、
ゴムパッキンも新しいものに交換しましょう。
締め付けは、
片締めで行い、
締め過ぎに注意します。


これらのステップに注意深く従うことで、
燃料ポンプの交換作業を安全かつ効果的に行うことができます。

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【さらに詳しい説明】
燃料ポンプの交換ですが、
当然ながら火気厳禁なので交換場所は注意し、
分解中に気化したガソリンがこもらないように換気には気をつけます。


1)分解開始前に、
燃料配管内の燃圧を抜くために燃料ポンプのコネクタを抜いて、
数回クランキングします。
インプレッサワゴンの場合は、
リアシートを持ち上げるとコネクタがあるので、
そこで抜いてもいいですし、
ポンプ取り付け部分のコネクタでもいいです。

コネクタ部は熱で焼けてる場合があるので一緒にチェックしておきます。

2)燃圧を抜いたあとは、
バッテリー端子のマイナス側を外しておきます。
余計なスパークで惨事が起きないようにするためです。

3)リアシートの背もたれを倒して内張をめくると、
燃料タンクにアクセスできる蓋があるのでこれを外します。
ここから外は室外なので、
ここに部品を落とすと面倒なことになるので、
周囲の整頓はわすれずに。

4)いよいよ燃料タンクが見えますが、
ここでタンク内にゴミを落とさないように周囲を掃除しておきます。

5)蓋を外す前に、
先に燃料ポンプユニットの蓋フランジに刺さっている燃料ゴムホースのクリップをずらして、
ゴムホースが抜けやすくなるように、
張り付きを除去します。

おそらく、
ゴムホースは硬化してる上に、
引っ張ることがほとんどできません。
でも、
蓋を先に外してしまうと、
力が入りにくくなるので、
取り着いた状態で張り付いた状態はなんとかしなければなりません。
咥え面にウェスやゴムシートで養生をしてホースをひねる方法もありますが、
うっかりするとゴムホースの表面をむしってしまう危険もあるので、
私はホース端面側から適当な工具(あまり鋭利で無いもの)で押さえて除去しました。
ホースがもうダメな状態で、
交換する気なら気を使わなくてもいいのですが、
ジャッキアップ無しでやりたいので注意して作業します。

?いよいよ蓋を外しますが、
ナットをボディとタンクの隙間に落とさないように注意しましょう。
私は一つ落としましたw
間にウエス等で詰め物をするのもいいですが、
マグネット式のピックアップツールは準備しておいた方がいいです。

6)蓋が浮いたら1本ずつ、
燃料ホースを抜いていきます。
蓋をうかしながらボルトをかわして、
ホースが抜けるように引っ張りながら、
なおかつホースをくねくねさせると少しずつ抜けてくると思います。
ここは、
根気よく作業しましょう。
焦ってホースを痛めると面倒になります。

7)3本ともホースが抜けたら、
ポンプユニットをタンクから引き抜きます。
狭いのでひねったりして知恵の輪のような作業になりますが、
燃料レベルセンサのアームに無理がかからないように注意します。

8)ユニットが外れたら、
ホースクリップをわかりやすくタンク内に落ちない場所にキープします。
取り付ける時にクリップを忘れてホースを出してしまうとかなり落ち込む事になります。
また、
ポンプユニットを外したあとは、
タンク内にものを落とさないように、
養生テープなどでカバーをしておきます。

9)いよいよポンプ交換ですが、
新旧を並べてどの範囲を交換するのか、
再利用部品はどこまでなのか念のため観察します。
今回は燃料ホースは手持ちの汎用(ガソリン用)ホースを使いましたが、
できるだけ純正部品を準備しましょう。
汎用ホースは外径が大きく、
クリップが再利用できず、
ホースバンドを使う事になりました。
ゴム部品はどうしても初期クリープによる変形があるので、
小口径部品はホースバンドよりバネ式ホースクリップを使いたいところです。

10)ポンプ交換は、
本体の固定を解く前に配線を先に外します。
樹脂部品は割ってしまわないように、
注意深く作業します。

11)ポンプそのものは、
取り付けられているメインの支柱が2分割になっていて、
ボルトを1本外せば上下分離し、
間で吐出側のホースと下部の樹脂部品で支えられている形です。
この辺りは過去の整備履歴で色々な取り付け方がされていることが多いので、
注意深く観察しながらどう復旧するのかもイメージしながらの作業になります。

12)組み立ては基本的に分解と逆の作業ですが、
締め過ぎに注意しながらも、
絶対緩まないように確認して作業します。
運転中に燃料ポンプが止まると不幸な事になります。
配線も怪しい場合は思い切って端子のやり直しなど手直ししましょう。

13)作業中は燃料レベルフロートとアームに無理な力がかかって、
センサ部分にダメージを与えないように引き続き注意します。

14)タンクを常時満タンにしない方は私のように錆がひどいかもしれません。
余裕がある場合は多少掃除してもいいかもしれませんが、
私は余計なことをしてトラブルを起こすこともあるのでできるだけ触らないようにしました。

15)いよいよ取り付けですが、
工具や周辺を整理してから取り掛かります。
ポンプユニットは外す時と同様に捻りながら取り付けます。

あ、
もちろんパッキンは交換しましょう。
位置決めのポッチが3本出てるのでズレないように、
かまさないように注意します。

16)ユニットがとりついたら、
最初に蓋側の燃料パイプにクリップを向きを注意して通しておき、
それからホースを1本ずつ根気よく差し込みます。
クネクネ作戦は取り付ける時も有効なので、
焦らず根気よく作業します。
ゴムホースはクリップの形に凹んでしまっていると思うのです、
出来るだけその位置に戻すようにしました。

17)燃料ポンプユニット蓋フランジのボルトは、
対角締めを意識しながら、
何回にも分けて締め付けます。
ゴムパッキンの厚みがかなりあるので、
いくらでも締まってしまうので、
潰れてはみ出さないように、
かつ片締めにならないように均等にしっかり締まるところまで締めます。

18)ここまできたら、
内装関係の部品などを組み立てて完了です。

19)できれば、
燃料ポンプを交換するときは、
ポンプリレーや燃料フィルターも交換しておくといいと思います。
今回フィルターから真っ黒なガソリンが出てきました。
(すみません。
マグネット付きのフィルターを使いたかったので、
別のお店で調達したので、
不要なら削除してください)
20)ガソリン臭に注意して、
大丈夫ならバッテリーを接続して完了です。


【感想】
前回の燃料ポンプの不良は約10年前なのですが、
当時は街中で急に止まってレッカーされたので、
スバルディーラーに修理を頼みました。

今回は、
またエンジンが掛からなくなった時の症状が、
ポンプ動作音無しでクランキングだけできる状態で、
少し待って診断モードにするとポンプが動作しだしたので、
自宅に帰り着くことができ、
軒先ガレージで作業しました。

でも、
自走式立体駐車場なので、
周りの環境には気を使いました。

デンソーのリコールも話題になっており、
早めの交換が大事と痛感した次第です。
タンク接続の燃料ホースも本当は替えればいいのでしょうが、
正直面倒で交換したくなかったので、
まだ弾力があってよかったです。
この車も今年で30年。
いつまで維持できるかわかりませんが、
少しづつ手を入れて乗り続けたいです。



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