取り付け時のポイント・感想
[車種名]ジムニーJA11
JA11の1型では、 ラジエター冷却ファンがカップリング無しの直結式となっているため、 常に回り続ける仕組みになっています。 これを電動化するための改造を行いました。
ネット上でよく紹介されている方法では、 アルトのサーモスイッチとサーモキャップを流用していますが、 サーモキャップ(品番:17561-72B53)の価格が高騰しているため、 別の方法を検討しました。 Amazonで1,200円の水温センサー取り付け用アダプターを購入し、 それを使用する計画を立てました。 しかし、 このアダプターのネジ規格がPT1/8で、 アルトのサーモスイッチ(M18-1.5)とは合わず、 アダプターを加工してタップを立て直す必要がありました。
加工後にサーモスイッチを取り付けてみたところ、 サーモスイッチが段付き構造になっており、 Oリングが効かないことが判明しました。 これに対応するため、 フライス盤を使ってアダプターの段差部分を削り込み、 追加加工を行いました。 しかし、 次にエア抜きのネジ穴が干渉し、 冷却水が漏れる問題が発生しました。
この問題を解決するため、 TIG溶接でエア抜き穴を塞ぎ、 さらにフライスで表面を仕上げました。 これにより、 ようやくサーモスイッチを正常に取り付けることができるようになりました。
コストを抑えるつもりで始めた改造でしたが、 結果的に多くの加工と手間がかかり、 高い代償を払うことになりました。
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