取り付け時のポイント・感想
[車種名]オーリス(NRE185)
純正のミラーヒーターが作動せず、 熱を感じなくなったため、 まずはリレーとヒューズに問題があるかを確認することにしました。 ディーラーで回路図を入手し、 電路を詳しく調べたところ、 ミラー直前のヒューズには問題がなく、 電圧も正常に来ていました。 左右同時に故障している点が少し不自然には感じましたが、 最終的にミラー自体の故障が疑われたため、 分解して確認を進めました。
ミラーのヒータ用カプラには12〜14Vの電圧が供給されていることがテスターで確認できたので、 本体の故障と判断し、 交換を行うことにしました。 分解作業においては、 まずミラーの角度を電動で最大限上向きに調整します。 手動での調整も可能ですが、 操作時の「キチキチッ」という音が気になるため、 今回は電動での操作を選びました。 交換作業を少しでも容易にするため、 ドアミラーASSY全体を車両の前方に向ける方法もありますが、 今回の交換には必要ありませんでした。
工具は不要で、 ミラーは手で外せます。 ミラーの下側から右手を入れ、 勘合を外していきます。 このとき、 損傷を避けるために、 左手でミラー全体を軽く支えておくと安心です。 内部構造を確認すると、 勘合部は4箇所(黄〇)、 ヒータカプラの接続部(黄矢印)、 位置決め用の固定箇所(赤矢印)が3箇所あります。
「電気は来ているのに熱が発生しない」という疑問を解消するため、 念のためテスターで抵抗も調べました。 導通モードでは問題がないように見えたものの、 抵抗値を測定すると故障したミラーのヒーターは90〜100Ω、 新品は約10Ωと大きな差があり、 経年劣化で抵抗が増えたことが原因と分かりました。
新品のミラーヒーターを取り付けたところ、 スイッチONで即座に熱を感じることができました。 外気温がまだ暖かい日でしたが、 冬場の作業を考えるとミラーが素早く温かくなるのはありがたいです。 取り外し時と逆の手順でミラーASSYに戻し、 位置を合わせて勘合部をしっかりと固定しました。 鏡面側に養生テープで勘合の位置をマーキングしておくと、 組み戻しがスムーズに進みます。
次回は右側も交換予定です。 今回の車両は寒冷地での使用頻度は多くないものの、 8年目のトヨタ車で、 ネット上では10年や10万キロ程度の耐用年数があるといわれていますが、 少し早めの故障だったようです。
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